毎月決まった日に通帳から引き落とされる固定費。一つひとつは小さく見えても、年間で計算すると驚くような金額になっていることがあります。
「ヨリミチ情報局」のマネー研究所では、無理な我慢をして生活の質を下げるのではなく、情報の選択肢を少し広げる「寄り道」をすることで、将来的な余裕という「得」を手に入れる方法を考えます。今回は、多くの人が見直しを後回しにしがちな通信費やサブスクリプションを例に、賢い選択の基準を解説します。
目に見えない「支払いの慣れ」を疑ってみる
私たちは一度契約したサービスに対して、次第に無意識になります。特にスマートフォンの料金プランや、かつて必要だと思って加入した月額サービスは、その最たるものです。
大手キャリアの安心感は確かに魅力的ですが、自分の通信スタイルを正確に把握してみると、実は過剰なプランを契約しているケースが少なくありません。月に数GBしか使わないのに無制限プランを維持しているのは、目的地まで歩ける距離なのにタクシーに乗り続けているようなものです。
情報を整理し、今の自分に最適なプランを探す時間は、一見すると手間のかかる「寄り道」に思えます。しかし、その数時間の作業が、数年後には数十万円という大きな差となって返ってくるのです。
納得感のある「情報の取捨選択」
節約において大切なのは、世の中の「おすすめ」をそのまま受け入れるのではなく、自分の生活動線に合わせた「根拠」を持つことです。
例えば、格安SIMへの乗り換えを検討する際、単に「安いから」という理由だけで選ぶと、通信速度の低下にストレスを感じて失敗してしまうことがあります。自分がスマートフォンの通信を最も必要とする時間帯はいつか、自宅にWi-Fiはあるか、といった現状を分析することが、失敗しない選択への入り口になります。
また、サブスクリプションサービスについても同様です。動画配信や雑誌の読み放題など、便利だからと複数加入しているものを一度すべて書き出してみましょう。「便利」を「使いこなしている」に変えるだけで、お財布の状況は劇的に改善します。
まとめ:賢い選択が、心のゆとりを生み出す
お金に関する「寄り道」は、単なる数字の管理ではありません。自分の生活を自分の手に取り戻すための大切な作業です。
- 毎月の固定費を「無意識の支出」にしない。
- 自分のライフスタイルに合ったプランを、根拠を持って選ぶ。
- 正しい知識を得るための投資を惜しまない。
まずは、今月の利用明細を眺めることから始めてみてください。そこにある小さな違和感を見逃さないことが、大きな「得」への第一歩となります。
